美味しい静岡のあら茶の飲み方は

あら茶 静岡

茶畑で収穫したのち、製茶したのみのお茶のことを「あら茶」といい、お茶どころの静岡などでは気楽にお茶本来の味わいが楽しめるものとして販売されています。一般的には市場からお茶問屋さんのところへ流れ、茶葉の大きさをそろえるために刻み、ほかの産地の茶葉とブレンドするなどして二次加工されています。ですので、あら茶は茶葉が葉っぱのまま、畑で獲れたままのお茶ということになります。普通の煎茶などとは全く違う味わいになり、生産者の心意気や風土なども楽しめます。あら茶を淹れる際には、お湯の温度や抽出時間に注意します。80度ほどに冷ましたお湯を使うこと、長すぎない程度の40秒ほど蒸らしてから注ぐことで、渋みが出ません。急須の中にはお茶を残さず最後の一滴まで注ぐことがポイントです。

お茶どころ静岡で聞いたあら茶の製造工程や購入時期について

あら茶は茶葉をそのまま生かして乾燥させているため、古葉や硬葉、茎や粉なども含まれているのが特徴です。葉をできるだけ崩すことなく、茎の部分までを丁寧に乾燥させるため、時間をかけて乾燥させています。そのため、見栄えもせず、雑な味とも思われる方もいるかもしれませんが、茶葉にぎゅっとおいしさが閉じ込められ、お茶本来の素朴な味が味わえることから、長寿のまちともいわれるお茶産地の静岡では農家の方も愛用しているほどです。一方、二度目の火入れが行われていないことで、水分を含んだ状態で仕上がるため、長期保存には向かないのが特徴です。静岡であら茶を購入するなら、摘みたて、できたての新茶の季節がおすすめです。新茶の季節には摘みたての葉の酵素の動きを止めるため24時間体制で蒸す作業が行われる工場もあります。

お茶どころ静岡で愛されるあら茶のメリットとデメリット

静岡は何といっても茶葉生産量ナンバーワンの地域です。そんな地元の人にも愛されるあら茶には、メリットがたくさんあります。製造工程が仕上げ茶に比べて少ないため、コストがかからず、手軽に手に入れられること、また栄養素的にも仕上げ茶と比べると、火入れをしないためビタミンCがずっと多く含まれています。お茶のビタミンCは、野菜のビタミンCと違い、壊れにくく、水に溶けやすいことから、飲むことで体に取り入れやすいです。あら茶であれば仕上げ茶よりも多くのビタミンCが取り入れられ、より風邪予防やアンチエイジング、美肌に効果的と言えます。また口臭予防や血圧抑制などの効果があるタンニンも仕上げ茶より倍近く含まれています。栄養素的なメリットが多い一方、やはり水分量が多いことで、湿気や熱に弱く、保管方法には特に気を配る必要があります。